ザイザルシロップは子供の花粉症に使われる

ザイザルシロップは子供の花粉症に使われる

ザイザルは、グラクソ・スミスクライン社製の抗ヒスタミン薬です。
花粉症による鼻炎・鼻水や蕁麻疹、皮膚炎などの治療に使われています。
抗ヒスタミン薬の中でも第二世代に分類される比較的新しい薬であり、即効性が高く長期間効果が持続し、第一世代に比べ副作用が抑えられているなど非常に優秀な薬です。
鼻炎の症状が出てしまった場合に最適です。

市販薬がなく病院の処方薬のみであるザイザルには、錠剤タイプと飲み薬タイプの二種類存在します。
錠剤タイプの方が効き目は高いものの、服用対象は7歳以上であるため、赤ちゃんや小学生未満の子供の服用は不可能です。

一方、飲み薬タイプであるザイザルシロップは、対象年齢は生後6ヶ月からとなっており、7歳未満の子供はもちろん赤ちゃんでも服用が可能です。
ただし、子供や赤ちゃんに薬を使用する場合、必ず医師の指示のもと用法用量を厳守して使用してください。
過去に処方された兄弟の分や家族の分がまだ残っていたとしても、勝手に与えてはいけません。

ザイザルシロップは甘味があり、薬品特有の匂いもなく飲みやすい薬です。
原液の甘味が苦手な方は、水などに混ぜて飲みやすい状態にして服用することもできます。
また、錠剤が苦手な子供や嚥下障害などで錠剤を飲み下しにくい方にも、スポイトで口に含ませたりスプーンで摂取できる点も重宝されている理由です。

ザイザルシロップは錠剤タイプと同様に、花粉症や蕁麻疹、湿疹や皮膚炎などの皮膚症状に伴うかゆみなどに使用されますが、アレルゲンによる咳に対しても処方されることがあります。
アレルゲンの侵入で気道が狭まったことにより発症するものであれば、ザイザルによってヒスタミンを抑え病状を緩和します。
ザイザル自体が就寝前に服用する薬であることも手伝って、鼻水や鼻炎とともに激化する朝方の咳の抑止に大きな効果をもたらします。
当然ながら、咳ひとつとっても原因はたくさんあるため、まずは医師の診断を受けてからにしましょう。

アレロックの眠気を誘発させないために服用時間を工夫

シロップ・錠剤の二種類が存在するザイザルは、抗ヒスタミン薬の中でも新型の薬であり、抗ヒスタミン薬特有の副作用である眠気・口の渇きが出にくいよう改善されています。
しかし、薬の高い効果が得られるものの副作用を完全になくすことはできず、比較的第一世代の薬品よりも副作用は出にくいとされているものの、多少は発症してしまいます。
国内の製薬会社によって行われた試験では、大人の場合は3.6%、子供の場合は4.2%に副作用が見られました。

他の抗ヒスタミン薬の例にもれず、ザイザルにおいても眠気や倦怠感、口の渇き・吐き気などの副作用が出ます。
薬の服用中の眠気に対しては特に注意が必要で、ザイザルシロップの添付文書にも明記されています。
薬の成分の血中濃度が最も高まるのは服用した1時間後であり、言い換えればこのタイミングに眠気もピークを迎えます。
1時間後のピークを迎えたあとは副作用は減少傾向にあるため、服用時間を就寝前に調整するなど工夫が必要となります。

薬効は24時間以上長持ちするとされているため、毎日決まった時間に服用していれば効能が切れる瞬間はありません。
ザイザルシロップの飲み方は、年齢や病状の程度により用法用量が異なります。
6か月~1歳未満の赤ちゃんの場合は2.5mlを1日1回、就寝前に服用します。
1歳以上~7歳未満の子供は2.5mlを1日2回、7歳以上~15歳未満の場合は5mlを1日2回となります。

赤ちゃんに飲ませる場合は、正確に薬の量を測った後にスポイトで吸い上げて、頬の内側に流し込みましょう。
くれぐれも喉を突かないように注意してください。
少し大きくなったらスプーンで飲ませます。
スープを飲ませるときの要領で飲ませますが、吐き出してしまうこともあるため、スプーンは少し奥に入れて飲ませるようにしましょう。